生誕直後の状態説明 2022/03/23
生誕時の双子の状況
NICUで双子と対面をしたあと、NICU内の個室に通される。
そこで、主治医となる先生から状況について説明を受ける。
(なお、ここで説明を受ける主治医の先生は1,2カ月後に別の先生に交代になる)
子供達の状況
- 23週での出産
- 第2子 そうくん:371g いわゆる超低出生体重児(1000g未満)
- 第3子 たっくん:343g いわゆる超低出生体重児(1000g未満)
- 肺機能が未熟なため人工呼吸器
- 自分で栄養補給、投薬ができないため、カテーテルを足または腕から(腕が細すぎて通らないので足から通したらしい)
- 看護師さんが言うには、小さいが産声はあったらしい(NICU着いた時には人工呼吸器が着いていたので、声は聴けず)
- 輸血
主治医の方から説明
- 超低出生体重児、特に500g未満という小さい体重なので、少なくとも4カ月はNICUに入院・治療(半年、1年の入院というケースもある。子供達次第)
- 出産後のリスクについての説明
- 肺、呼吸器系 : 十分に肺や呼吸器が発達していないため、肺の機能が不足(人工呼吸器を利用)
- 酸素が足りないと脳にダメージなどのリスク
- 心臓、血管系 : 通常の赤ちゃんは動脈管が開いた状態で生まれ出産後に自然と閉じる。低出生体重児の場合は自然と動脈管が閉じない場合がある
- 動脈管が自然と閉じない場合、投薬や手術で動脈管を閉ざす。投薬、手術共に後遺症を残すリスクあり
- 消化器系 : 同様に十分に発達していないため、腸閉塞などを起こす場合あり
- 脳 : 水頭症など
- 眼 : 未熟児網膜症など
- 他
- 肺、呼吸器系 : 十分に肺や呼吸器が発達していないため、肺の機能が不足(人工呼吸器を利用)
- 24時間、48時間、72時間 がまずは最初のヤマ(リスク高い)
- その後もリスクがゼロにはならない、子供の成長とともにリスクが小さくなっていく
- 山のようにたくさんのリスクというコンテナを積んだ船だと思って下さい。とのこと。進む中でだんだん減っていくが何か起きるかもしれない。
- 基本的に、「治療する」のではなく、「子供たち自身の生命力を支援する、フォローするのが医者のつとめ」とのこと
- 医者のみなさんも手を尽くして頂けるが全能ではなく、生まれた子供達次第なんだと解釈(当然、すべて何とかしろ、医者だろ、なんて神様でもないことは言えない)
- とはいえ最悪のケースとして、生死や障害につながる判断もあると思うので、そこはちゃんと会話して欲しいとお願い
- 何かあってから電話して呼び出してサインしてもらってからでは遅いから、先に説明とサインして欲しい、と説明
- 例えば目の場合だと、注射による投薬か手術かで副作用が違うらしい。何がベストか分からない。ベストを尽くして欲しいけど、何も分からないままサインして何かあっては後悔しかない。悩んで、納得するまで質問して、結局サインした。
- 他いろいろ
ここで記載のリスクは、私個人が聞きかじった内容・記憶に基づくため正確ではありません。
詳細は専門医に聞く、本文末尾のような公的機関の情報を参照するのが正しい。
子供達の状況、今後の治療方針等について説明を受けた後(質疑を含めて90分位・・・)
大学病院なので、治療に関わる結果の学術誌でのデータ利用の同意
入院費用、入院手続き、治療に関する同意書、投薬に関する同意書、入院手続きなどの説明を受ける
(説明はNICUのクラーク:事務員の方から)
急遽、手術で出産すると連絡があってから7時間、子供が生まれてNICUにきてから2、3時間とにかく気が休まらないし、たくさんの説明を受けて考えて、とても疲れた。
いろいろサインして手続きして、夜になってそこから記憶にない。
結局妻と話してなかった気がする。